歌声
映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観た。
エンドロールの途中で観客が一人も立ち上がらない。
本能に響くような、体で感じた余韻から冷めたくない、そういう感覚があった。
この映画を観終わったあと、クィーンの曲が耳から離れないそうだが、ほんとうにその通り。
体の細胞から、音が漏れ出している感じがあり、体で音楽が流れている。
皮膚で聞き、細胞が記憶するのだろうか。
娘が「お母さんの時代に、この曲を聞きたかった」と何度も言っていた。
本能(五感)、魂に響く歌を届けられるミュージシャンって、いまいるのだろうか。
時代が歌わせた、というのもあるのかも。
歌声
メロディ
メッセージ性(歌詞)、
そして、時代。
天体の配列が合わさるような『奇跡』が重なって、伝説的なミュージシャンが生まれるのだと思う。
クィーンはまさにそういうバンド。
映画で驚いたのは、フレディ・マーキュリーを演じた俳優が、かなり本人を再現していたことだ。
義歯を入れて演じたらしい。
フレディ・マーキュリーはコンプレックスでもある出歯を、歌声が変わるかもしれないと矯正しなかったという。
体の構造が声に及ぼすもの、あると思う。
いま上の存在に実験(練習?)させられていることがある。
友人がおしえてくれたネイティブ・アメリカンが太陽が上るときに、捧げた歌。
それをある場所に呼ばれて、歌わされているが、よく入るアドバイスが
声で歌おうとしないこと。
口の中、体で響かせるように。
というもの。
声を出すのではなく“振動波”を響かせる。
先月は 浜比嘉島のシルミチューで実験し、
今月は 宜野湾の森川公園、
来月は 知念グスクに呼ばれている。笑
歌うとき、不思議と誰もいない。
『倍音』
いま 閃いた言葉。
何だろう?